獏の不調?.

私の夢枕の獏は甘党らしく、夢の甘い部分は残らず食べるくせに、苦い部分や辛い部分はちっとも食べてくれない。そんな事をしていると終いに虫歯になってしまうか、身体を壊すよ、と云ってやりたい。或いは、普段は「大人の味」の夢も食べてくれるのに、今は食欲不振で食べられないのかもしれない。いずれにしろ、獏には苦労をかけている様だ。嫌な夢しか見る事が出来ないでいる。
初夢がこんな調子で、先が思いやられる。今の私は「しなければならない」意識の塊になってしまっている。

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眠った気がしない。そのなかで実感を求めて昏々と眠り続け、床を離れた時にはすでに半日以上経過していた。書店に買い物に出掛け、その後せめて一度くらいは家族と食事の時間を合わせるべく、定時に食事を摂った。
我が家のおせち料理は、雑煮と煮物類を除く殆どが出来合いで、美味しいが為に調子に乗って食べ過ぎてしまうと身体に悪そうである。
祖母が作った、薩摩芋のきんとん・オレンジジュース煮、が意外に美味しい。戴き物のオレンジジュースを何とか消費せねば、という苦肉の策だそうだ。
父が社内販売で毎年持ち帰る餅、特に豆餅は、本当に美味しい。味付けなしでも甘くて(餅米の甘味)、ぺろりと一つ二つ食べてしまうから、危険だ。

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また自室に閉じこもる時間が増えつつある。ゆっくりしていられないから、でもあるが、色々考えてしまう事も原因の一つだ。
今日の購入本:藁のハンドル (中公文庫―BIBLIO20世紀)私という小説家の作り方 (新潮文庫)
随筆が多い。
現代小説も読みたいと思うが、図書館で借りて読んで返せば良いかと思ってしまい(本棚に置いておきたいと特に思わない、またはお金がない)買うことは少なくなった。石田衣良小川洋子がやたら気になるのだけれども。書店で立ち読みしていたらば、小川洋子は「指」に関心を寄せる人なのだ、と気づく。

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それでもまあ良いや、と思える呑気さが正月だ。