夜のあかり.

uopus2006-01-10

二夜連続で悩ましげな夢を見て、朝から身体がだるかった。そういう夢を見るのは、自分が悩んでいる所為(しかもこの夢の場合、原因を探ると自己嫌悪に陥るような内容である為、余計に悩ましい)である事は分かっているので、開き直り様がない。「ついで」であるかの如く、以前あった事をもとめどなく思い起こしては落ち込み、布団の中で丸まったまま数時間動く事が出来ずにいた。結局、反省しながら嫌悪すべき自分を受け入れる事にして、布団を抜け出した。
就職活動やこの先必要になるはずの自己分析と、「自己アピール」なるものの雛形作成を済ませておこう、と思い、気に入りのカフェで遅い昼食もしくは早い夕食を摂った後(ピューレ状ほうれん草の入ったカレー。らっきょうは唯一この店のものだけ食べる。ここ数年ほかでは食べていない)机の上でノートを開く。しかし書き始めると、全て書き出して整理するには予想以上に時間がかかる事が分かり、「教育実習で」という項目だけ仕上げて店を後にした。書店を冷やかし、腹の中身が腸に届くまで足を動かした。その後楽器を少し練習し、帰途に就く。
定期券の期限が切れて更新するまでの間は、バスで通学する事にしている。古都をバスからのんびり眺めるのも、たまには良い。あまり渋滞していて退屈になってしまった時は読書をする(酔わない程度に)。行きしな『つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)』を読み終えた。夜、とか、月、とかが題名についている本に弱い。夜は、あかりを温めてくれるので好きだ。
まあ、気持ちと気分の持ちようで、何事も変わってしまう事は云うまでもないのだが。