もの云い.

個人主義の人、話の誘導に乗らない人、頑張ってる偉い人、考えるより先に口が出る人は、ディスカッションをする際、何かが引っ掛かってうまく対応出来ないと知った。どんな気持ちで話しているか、私のことをどう思っているか、わからないでもないので、余計に対応が鈍る。そんな人に対してはこちらも個人主義でいけば良いのかもしれない。雰囲気を読みすぎず、負けずに自己主張すれば良いか、と考えた。
ちなみに、個人主義の人は、普段なら話していて楽しい。

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会社案内のVTRを観せられたりディスカッションをしていくなかで、そもそも自分は会社に向いていないのではないか、本当に働きたい働ける会社が存在するのだろうか、という思考が円環する。数ヶ月活動してみて、存在しないと感じれば、すっぱり止めるまでだ。アルバイトから社員、中途採用、独立自営、留学、何でもありの様に思える自分はまだ若い。
全く乗る予定のないホームの階段を、気づけば昇っていた。まだ疲労するには早すぎるのだが…来月が恐ろしい。

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空港にて (文春文庫)』を読んだ。思考や視線の流れが克明に記されている点で、ひとつの文学作品として興味が湧いた。が、個人的な好みではどうだろうか。「オール読物」に収められていた作品の分は、面白いと感じたが、前半の短篇はやや鬱陶しいし在り来たりな感じさえする。そもそも、氏の著作は好みに合ってないのではないか、と思いだす。女性に対する見方に、時時不快な印象を受ける。
この短編集には、希望、が込められているとの事だ。そして、掲載されていた雑誌の関係上、海外渡航、という筋の規定がある。希望も海外も不要、という気分で読むものではなかったと後から思う。海外渡航なんて「逃げ」だ、と思いさえする。実は興味が有るだけに、であるかもしれない。