カオナシ.

筆記試験を受けにいく。わざわざ遠い会場まで足を運んだのに、受検はPCで行う方式になっており、何だかとても「無駄」な気分に陥る(ネット環境にない人の事を想定していない、極めて身勝手な考えである事は、知っている)。言語能力の試験の文章題(文章の並び替えや、内容理解)が、大層下らないと感じて、またもや「無駄」な気分になった。
「無駄」だと思いながらも、そのレールに乗っかっている。無事だ、とさえ思う。安心感さえ覚える。葛藤はいつも、心の中で行うのみである。
本当にしたい事、本当に守りたいものやひと人、は未だ不明のまま、内の混沌の真っ暗な海を漂っている。

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アンサンブルの練習をする。神経を研ぎ澄まして幾種類もの音を取り込み、そこに自分の音を乗せていく。楽譜ばかり見ていたくない、けれども自信の無さが、目線をも操作した。甘い。
今日のお手本:Magic of the Mandolin 師匠の師匠の音を聴く。

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ひとのわがままはわたしのいちばんのごちそう

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父の料理は、私のこの世でいちばん好きなたべもの
今晩の夕食に、鷹の爪がやたらとよく利いた海老と烏賊のトマトソースパスタを作ってもらった。

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欲しい欲しい、と何かを渇望してばかりいる。

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地元スーパーの古本屋の閉店セールにて、一冊につき50円の文庫本を、買い納めと思い慎重に選出して5冊購入した。多少清潔感に欠ける為、消しゴムをかけてパラフィン紙で包んだ。サガンのインタヴュー集(『愛と同じくらい孤独 (新潮文庫 サ 2-15)』)と他一冊、アシモフの犬ミステリー選集(『いぬはミステリー (新潮文庫)』)、矢崎源九郎『外来語小事典』、少年が猫になってしまう話(『ジェニィ (新潮文庫)』)、なかなかの収穫である。