幻想のなかへ.

※近頃電話から更新しています。よって、文章がめちゃくちゃです。

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キャッチボールをする男の子達をよく見かける。考えてみれば、今春休みなのだ。就職活動学生、という職業に就いてしまったかの如く、学生の暦をすっかり忘却してしまっている。

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中古本チェーンに「四季報」を探しにいく。若干安価で購入出来たが、それにしても財布は随分な打撃を喰らった。そして目を通してから、あまり役に立たない事に気がついた。ネット検索とネット情報に疲れた今日この頃、何とか他媒体の情報源を得たいところだ。

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百円均一コーナーを一応覗いて帰る。『恐るべき子どもたち (小学館文庫)
萩尾望都・画)を連れて帰る、読了後も購入した事への後悔は生まれなかった。休憩先のファーストフード店でアップルパイとコーヒーを腹に収めながら、読みふけった。コクトーの原作はまだ読んでいない。
昨日ケネス・ブラナー監督、主演の「から騒ぎ」(シェークスピア原作)を観たが、『恐るべき子どもたち』は「から騒ぎ」の丁度悲劇版の様な筋で面白く思う。(「から騒ぎ」の方は、シェークスピアの代表的な喜劇でありハッピーエンドに仕上がっている。)人の想いや状況は、第三者が操る事が出来る部分がある一方で、人の予想に反して移り変わってしまう、どう手を下しようのない部分もある様で、そこが人の妙であるのだ、と何時の時代の人も感じるものらしい。
読んでいる途中に、坂本龍一の或る音楽が頭のなかで流れていたのだが、その曲名が思い出せない。半音づかいが巧い。

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シェークスピアは天才だと、実際その劇を観ると実感出来る(書物だと、英語嫌いの私は、その深い言い回しの理解に苦しみ、時に苛立つ)。調子の良さ、洒落とウィットに、現代の売れっ子芸人も真っ青だろう。