雪と雨と晴れ間の先.

夜中に、尾てい骨の鈍い痛みで醒めた。自室の寝台は、十数年使っている二段ベッドの片割れで、マットレスでなく板張りの為身体が沈まない。ここ数年古びて、板と板のつなぎ目が体重を掛けると沈む様になってきた。その部分が丁度、腰か尻を横たえる場所に来るので、負荷が掛かるのか起床時身体が痛む。 転んで腰の痛みを訴える夢(しかも御手洗いの個室で。これは実体験数回が反映されているものと思われる。決まって泥酔時)からの覚醒後、本当に尾てい骨なり腰なりが痛い事がままある。眠って疲れる寝台とは、なんと理不尽なのだろう!
夢の中で、泣いて喚いて泥酔してまた泣くという、不可解且つ大迷惑な行いをしたらしく、周囲にいた人達に謝罪していた。あんたのそういう不可解さは、お母さんお手上げやし理解できひんわ…そう云われた事が一番悲しかった様に思う。他人、学友と教授達の冷ややかな態度にはもう慣れたので、単に申し訳ないとしか思わないけれども。

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今年も出演する事にした楽団の練習に、三府県程越えて参加する。師匠に教えを乞うて門を叩いた(インターフォンの釦を押した)一年前と比較するに、自分自身の弾き方の違いを多少なりとも感じる。(が疲れてくるにつれて、奏法が崩れていくのが分かる)ろくに練習も出来ず、基本技術が確立されていない所為でまともに弾く事が出来なかった一年前の後悔、それを繰り返さずに今年は、何としても頑張りぬきたい。
そう思ってはいるが、実際楽譜に向かうと、味付けと弾き込み必要箇所が山盛りで、興奮する一方、大変さと困難ですでに少々怖気づいている。