おにぎり.

卒業式の後修了生との茶話会が予定されており、朝から二十三人分のおにぎりを、母に手伝って貰いながら作る。重箱に詰め込んだ分を見ていると、母のにぎったものと私のとで形を大きさの違いが歴然としていて面白かった。ずんぐりしていて形はあまり良くは無いが、母の握ったおにぎりは、ほっとする柔らかさで美味しい事を、私は知っている。私のおにぎりは、きっちり三角形でやや固い。まだまだだな、と思った。人間としても、大人の女性としても、である。こんな娘でも、母になる時がくるのだろうか、それは分からない。ちなみに、祖母のつくる俵型で塩と梅干だけのおにぎりは、ただの「塩結び」とは云えないくらい美味しい。あの、無駄のない味と形の美しいおにぎりは、この世のものとは思えない。

                          • -

研究室につくと、出来合いの惣菜が豪華に並んでいた。唐揚げ担当だった同期の女性は、シフォンケーキとタルトニ種まで手作りして持ってきていて、頭が下がった。自分にも出来なくはない、とは思うが、そう云ってやらないので、差がつく。彼女の夫になる人が羨ましい。
乾杯と歓談の後、先生がお一人づつお祝いの言葉を述べられた。修了生一人一人についてコメントがあり、意外に生徒は見られていて、気にかけられているのだな、と感じる。顔つきが変わった、しっかりした、自己管理が出来るようになった、と私も修了する時には云われたい。自分も云ってもらえるだろうか、そう考えて気が引き締まった。

                          • -

風邪らしく、身体がぐらぐらするので、閉会後早々に出る。が結局、ひとの買い物に付き合う事になった。買い物後、少々散歩し、公園で一息ついた後帰宅す。 今日に限って、警官が多く、何も後ろめたい事はないはずなのに緊張した。

                          • -

応募会社の持ち駒を増やしたが、また大手ばかり増えてしまった。困った。

                          • -

intelのサイトで配布されている、ディスクトップメモパッドは便利だ。アイコンを適当な箇所に貼っておく事が出来、いちいちスタートメニューからメモ帳を呼び出す手間が省ける。