寸暇を惜しんで読書をする.

ダヴィンチ コード』を読み進めている。寝食乗り換え降りを忘れる。とても危険な作品である。しかし読みきるには、貧困という犠牲を強いられる。なんせ文庫で三巻もあり、約1700円と云えば、近頃の5日間の食費にあたる。

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集団面接でまたもや紅一点になる。もはやどうでも良い事だが、「この人達に負けたくない」と思う気持ちは一塩になる。勝ち負けぢゃない、と考える時もあれば、否勝ち負けである、と固執する時もある、これは自然な事ぢゃないかと思っている。
昨日に引き続き「英語を勉強しているのだから、それを生かした職業は考えていないのか」と訊かれる。「よく訊かれるのですが、私は実は英語が嫌いなので、考えていないです」と答える事にしている。こういうところは正直で冷静な自分を、私は愛している。或いは、相手に圧力を掛けられた時や理不尽な態度を取られた時、全く怯まず冷静でいる、ちょっと捻くれた自分も。

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古書の街のセールは、ちっともセールになっていない。書棚から店先に移動させただけぢゃないか。それくらい気位が高いらしい。結局何も買えずに暇つぶしを修了す。

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寸暇、という単語を見ると、いつだったか漢字テストの為に覚えた「寸暇を惜しんで勉強する」という例文を思い出す。寸暇を惜しんで勉強した事なんて、一度も無い気がする。寸暇を惜しんで論文を書いたり、予習をしたりした経験はある。