でこぽんの季節.

いつもお愛想程度にしか話さない人が、はしゃぎながら何かと訊いてくるので、ミルクティーをいれる手元が狂い、彼のテンションに飲まれたせいで魔が差して角砂糖を二個も投入してしまった。甘い…
そもそも普段砂糖は入れない質なので、気まぐれを起こすと大抵調節に失敗する事になる。コーヒーとストレートティーには入れず、ミルクティーとチャイには入れる時がある。チャイの調節はだいぶ慣れた。
飲み物は味は勿論、色も大事で、丁度良い色でないと気に食わない。好きな色になると、嬉しい。

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愛媛産のでこぽんが美味しい。甘夏柑くらいの大きめの柑橘類で、あたまにぽこっと出っ張りがあるやつである。丁度良くらいに柔らかく、ぎゅっと甘味が凝縮している。
そのままでも堪らないのだけれども、今日はヨーグルトをかけて食べた。デザート用ヨーグルトだと少々甘すぎる為、砂糖が入っていないヨーグルトの方が良さそうだ。
しかし、美味しいだけに高カロリーであるに違いない。ご注意されたい。

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PCで音楽CDを再生すると騒音と振動が気に障るので、専らインターネットラヂヲを聴いている。アンテナにリンクを張っておいたラヂヲは、随分前から聴いている。ハウス系の少々マニアックなジャンルと、リラックス出来る様な曲のアソートの、二種類聴く事が出来る。どちらも好きなので、気分で選ぶ。
時々、外国のニュース番組を流しっぱなしにして、その響きを聴く事もある。英語以外は聴いていても理解出来ないので、音楽同様の扱いしか出来ないが。ドイツ語やフランス語の聞き心地は悪くない。ごくごく時たま、知っている単語が出てくる。

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師匠の教えを思い出し、時間を少しつくって楽典と教材、楽器と睨めっこしてみた。知ると知らぬとでは、楽しさや音楽し甲斐が違う気がする。 誰がつくったのか、音階や調は、とてもうまく作られていると感じる。短調はまだ不規則な部分があるが、長調のつくりは美しい。 音の流れを聴くだけで、音が何度離れているか感覚的に分かると便利に思うので、訓練で何とかなるものなら何とかしたい。何より、耳を鍛えよう。
そういえば、追いつきたい、追いついて(または追い抜かして)一緒に音楽を作りたい、と思っていた人がいたのだった。プロに師事してきちんと弾こうと決めたのは、その為でもあったのだった。何かが、この意志を忘れさせていた。怠け心と多忙かもしれない。投げ出す前に、再起不能、本当に手遅れになる前に、気づいて良かった。何かを忘れている事を。
わすれものを、とりにきました。