モサク.

読書がしたい・・・
就活がしたい・・・
論文が読みたい・・・

違う。

読書をしなくちゃ・・・(心ガ凍ッチャウカモ)
就活をしなくちゃ・・・(生キテイケナイカモシレナイシ両親ニ悪イシ)
論文を読まなくちゃ・・・(先生ニ怒ラレルシオ金ガ勿体無イシ両親ニ悪イシヤルッテ決メタノ自分ダシ)
授業に出なくちゃ・・・(真面目ニヤルッテキメタノ自己管理)
楽器を弾かなくちゃ・・・(ドンドン下手ニナルシ置イテキボリニナッチャウ)

アンタノヤリタイコトハ ナンナノ。
(生キテクコトダト思ッテルケド)(大人ニナルコトモ)

必要があれば読み、とにかく働く事自体を身につけてお金を自分で稼ぎ、やるべき事はやり通し、自分の生活には厳しく、魂には寛容に、他人には出来るだけ親切に、上手になりたいから楽器を弾きたい。
また、わすれものに気づきました。

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論文をネットで探し、必要な図書の在り処を検索した。生活の為に論文を出版するのも良いが、学術発展の為に出来るだけネットで流して欲しい、と勝手な事を願った。
Googleで「(著者名) (件名) PDF」と入れて検索すると、連休中に読み進める分くらいは抽出出来、得した気分になる。英語という広いフィールドに関わっている事を救いに思うのは、こんな時(世界中の英語の論文をネットで閲覧出来る時)ぐらいだ。
しかし実際引用するとなれば、正規に印刷、出版されたものでなくては通用しなさそうなので、結局は自分の大学(金銭的貧困が学問的貧困を招いている)を心底恨む事になる。

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以前好きだった人を見かけた。以前持っていたなめし革の鞄が、黒いスタイリッシュな鞄に換わっていた。後でメールをしてみると、一目惚れした後購ったという。髪を短くして余計に際立った小さな頭、それが丁度良く乗っている細くこじんまりした身体、上下とも黒い服装に、その鞄はかっちり嵌まり込んでいた。羨ましいというより、何だかずるい。
貴方は、ずるい。ずるいので、連絡するのを止めようと何度も思うし時々嫌いになるが、思い出したり姿を見かけては、ついちょっかいを出してしまう。そして大抵、自分だけ哀しい思いをする。弱いのは、私なのだけなのだろうか。

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寄り道した先の気に入りの雑貨屋で、金色の柄の肥後守に一目惚れした。手が出せる値段であったので、久々に衝動買いしてしまった。丁度、鉛筆を削る為の好いナイフが欲しかったのだ。金色が自分の脂で好い色合いに霞んでくる時を待つ。
「彼」とは、特別な出逢いになった気がした。購い自分のものとして鞄に入れた時から、何だか胸のうちが温かになり、どこかが「かちっと」安定した様な感じがした。かみ(まもり)ということばの影響かもしれないし、刃物という存在の所為かもしれない。後者であるとすれば、遠いもののふの遺伝子が活性化したのやも、と考えてしまう。