気にしい.

※面白くない投稿が続いていますが、ご了承ください。 意匠換えしたく思うのですが、ソフト類が入っている芝本さん(愛用PC)を未だ修理に出せていず、作業が出来ません。暫く、いい加減飽きたピンクで行きます…

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或る助教授を講義中観察する、という悪趣味を近頃楽しんでいる。云う事が派手な人程、無意識の行動に面白みが見出せる。
彼の今日の服装は、寝起きで衣装棚から引っつかんできた様な組み合わせで笑った。スーツの上下は勿論不揃い(色、素材共に。ベージュ色のジャケットに灰色のパンツという組み合わせはまあ間違っては。…毎回揃えろという方が難しいのでしょうか)、シャツが大きな青色ストライプ、一方でネクタイはベージュ色の地に緑色のドットだった。恐らく、ネクタイとジャケットの色くらいは揃えるべき、という規則があるのだろう。ジャケットを羽織ったらば、そう可笑しくはなさそうだった。服選びに道楽的価値を置かない、或いは私の様に置く事が出来ない者は、自分なりの信念と妥協に基づいて服装を決める他ない。または、それで(が)良い、と思うのだ。
袖の釦を外し、少し巻き上げ、結局巻き下げ、また釦を嵌める、という今日の収穫に値する場面を目撃出来た事で、少々気分が良くなった。

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夜楽器を弾く。家族とご近所さんには悪いが、そんな時間帯しかない。A線が「かつーん」と鳴る。終にA線もお亡くなりになった。就職活動貧乏で、絃を買うお金が無い(1セット約二千円)。消耗した絃でそのまま演奏し続けると楽器に悪い為、なけなしの緊急用を張っておく。

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好きだった人を何度も見かけ、何度も驚き何度も苛立った。いちいち意識してしまう自分への苛立ちが、その苛立ちの半分くらい占めている。気にしなければいいのに。

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身長の差が丁度良すぎる、と云って笑われた。このひとの笑いのつぼは、いつも私のそれとはずれている。時々不当に笑われる。

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皆が逃げるところを一緒に逃げる事が出来ない。なぜならあまりに鈍くさく逃げ足が遅いからだ。「駄目だ、逃げよう」と頭が判断してから身体にその指令が届くまで、信じられないくらい時間差がある。頭を使った判断でさえ遅い時もあるようで、「何とかなるかもしれない」から「何とも出来ない。無理。」と変更するまで時間がかかる。
逃げ足が遅い。皆が出来る事、難なく済ましてしまう事を、私は倍以上の時間をかけてやっとこなす。そうらしい、という事は、夢で見た。近づいてくる毒蛇から一人逃げ遅れ、逃げてきなよ、という声が聞こえるなかでて必死に防御していた。見てないで皆も何とかしてよ、と思いながら、又早く逃げられたら良かったなぁと残念がりながら。まぁ、しゃあないわなぁ。

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細身で可愛い蛇だった。毒蛇は五体いたが、五体それぞれ色が違い、五色豆の様だと思ったものだ。桃色、橙色、白、緑色、いずれも薄く透明な色をしていた。ちろちろと覗く舌は特に記憶には残っていない。