ホラー日和.

ホラー映画によくある様な空模様の所為で、一日ホラー映画の名かに居るような気になっていた。
湿度があり、空は時間に関わらず灰色、雨が降りそうで降らないか時折ぱらつく、そういう天候である。

              • -

芝本さん、帰宅す。修理箇所以外に、螺旋やキーがきれいになって返ってきた。清潔過ぎて、指の脂が捕られる。

                    • -

折角電車賃を払ってやってきたのだから、と向かう先は古書街である。洋服屋を横目に通過する。あと一年の我慢、と思うが切ない。

                • -

長居したなら何か買って出ねばならない、という大人の義務感を覚え、手頃で目ぼしい文庫本を二冊購入す。
近頃小説よりも随筆を読みたいと感じ、何冊か読み進めているが、吉本隆明の著作には手をつけた事がなかった。題名だけを見ても、個人的な関心の的を射ている。
マス・イメージ論 (福武文庫)』『ハイ・イメージ論〈2〉 (福武文庫)

            • -

前武満徹の著作何冊かのうち二冊購入した店を覗くと、私が購入した所為で空いた二冊分のスペースに、新たに二冊著作が入っていた。
また買ってね、という事だろうか。千円少々という安価さは手が出ない訳ではなく、愛好者としてはぜひとも手に入れたいところだが、もう少し「待っていてもらう」事にして去る。

      • -

pcの受け取りの為だけに来て、一体何時間居たのだろうか。毎度の事だが、書店に居ると、時間の流れが恐ろしく早い。