始まった夏.

昨夜から友人に寝床と朝食の提供を受け、昼頃に帰宅す。会で戴いた壁掛け時計を自室の壊れた時計と交換、設置後、引き出物のお菓子を食べて、そのまま再び睡眠。
久々に天気がよく、そらはすっかり夏の顔をしている。青春映画の様だ。いつもは無言の坂道も、それらしく目に映るので、写真に収めてやった。坂が立ち上がった雲、更にそらへと続いていく。私は昇らないが、青春が登るのだろう、そんな馬鹿馬鹿しい事を思った。
坂の先は堤防で、天井川の氾濫を懸念して水が抜かれ、今では緑が蔓延っている。緑のその広がりぶりが見事で、架かっている橋を渡る際は生き物の生気を目一杯感じる上に、目も保養される。直に整地されてしまうのが残念である。もうすでに橋の片側の側まで緑は根絶やしにされ、土が見えてきている。

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暑さで喉が乾いている時は、お茶でなくて水、という理由が、炎天下歩いていると実感出来た。お茶を飲んでも喉の渇きは癒せない。

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暑い暑いと、シーツの未だ冷たい部分を探しまわり、身体を回転させながら眠る。
狭い日蔭にぴったりと添って横たわる、道端で見かけた猫の如くである。