はちがつはしごとさくさく.

幼い日にいつだったか、家族と行った動物園で、檻から離れようとして一歩後ろに下がった瞬間、干からびた生き物を踏みつけてしまった事がある。
鳩か何か、鳥の骨の様だった。それはからからに乾いていたが、枯れ枝とは違う、不思議な撓りを帯びていた。その感じは今も足裏に残っている。具体的に云い表わそうとすると、喉から胸にかけてが変にずくずくする。灰にしてしまえば少しの力で崩れ去ってしまうものだが、それでもぎりぎりまで形を保とうとする。
いずれはこうなるのだ、そう思うと、やはり胸のあたりがずくずく云う。
生けるものにはしなりがある。

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マンドリン作曲コンクール予選結果を見ていた。どんな曲かは未だ分からないので評価については何も云えぬし、曲名で曲を判断する事は出来ないが、全くもって聞きたいと思う様な曲名の曲がないのは、一体どうかと思う。音楽以外のセンスも磨いたらどうなのだろう。と、ひとにも説教をしたが、スルーかよ。*1

*1:ここまでしろとは決して云わない