嗅覚の喜び.

uopus2006-08-13

瓢箪から駒」の駒とは、白い驢馬を指すそう。瓢箪に驢馬を収納し必要になったら出す、という事をしていた軍人にまつわる中国故事から。意外なものから意外なものが出る、という喩えである。

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今日聴いたCDは、「ピヤノアキコ。~the best of solo piano songs~ (SACD-Hybrid)」 「マーラー:交響曲第9番」の恐らく旧盤 の二枚、いずれも図書館から借り出して来た。矢野顕子の、素直で体当たりしてくる(くせにぶれないこの巧みさ)声が凄く利いた。マーラーを「メルヘン」と評したのは、一体誰だ、全く。
課題の為に図書館から何冊か借り出し、これで月曜休館日も怖くない。一昨日借りたブラームスばかりのクラシックCDをついでにどっさり返す。 心配している時に限って野良猫に遭わない。

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台所に桃がやってきたので、居間に時々流れてくるその微かな香に鼻がくんと反応し、とととと桃に足が向く。食べたいな、と暫し見つめる。触るとそこから痛むので(丁度指の形に色が変わる)、見ているだけ。座敷犬の如く。

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以前使っていたフランス Lothantique社製の良い香の立つ石鹸(600円程度)がなくなったので、新たなる良い香の石鹸を購入した。商品名は、mother soapという(450円)。幾つか香がある中で、グレープフルーツの香にしてみた。今朝使ってみると、本当に泡立ちと泡切れがよく、程好い保湿感が残る。洗面所が暫く良い香りに包まれた。しかし天然ものでも、成分によっては肌荒れを起こす。脂肌用を使ってすっかり脂を流された事があるので、合うか合わないかという検討は怠らない様にしている。流行のLUSHも気になるが、色がどうも。
石鹸の香が好き、と云うをのこはもはや不在か、と思われたが意外に側にいた。

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ブラームスが通っていた、音楽家の溜まり場レストランの名は、「赤いはりねずみ」と云うらしい。