「自己嫌悪」嫌悪お化け.

失くしたのではなくて、最初から無かったのではないか。
その点に関しては結局、どちらでも良いのだ。どっちみち、今無いのだから。

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自宅近くにいる一匹の猫さんは、怖い程に生きている感じがする。決してきれいでも、愛想が良い訳でもない。世の中可愛い猫ばかりいる訳ではないのだ。生きているのだな、と見つめる。相変わらず、眼光が鋭い。
暑い、眠い、と云いたげな様子で、物凄い格好で眠っている猫も見掛けた。この姿勢がうまく熱を分散させるのに良いのです、と語っている。

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自己嫌悪を嫌悪しているもの達に追い駆けられる夢を見て、大層疲れた。自己嫌悪している奴は誰ぢゃあ〜と云われんばかりに、追い駆けられた。兎も角逃げた。只管逃げた。

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頭痛がするまでインターネットに齧りつき、翌朝後悔した。一体何をやっているのだろう。焦るばかりで何も進展のない日々は、平然と目の前を通り過ぎていく。
こうしていると、考え方の柔軟性が失われていく。インターネット的思考法、というか。

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下腹を三箇所、蚊に刺された。下着の締め付けか、と思っていたら、線状ではなくて「点状」に赤みが差している。そして他の箇所よりもなぜか痒い。くすぐったさを我慢し変な気分で薬を塗ったが、少しも痒みが収まらない。なぜこんなところを刺すのだ、もっと刺し易く、こちらが掻き易いところを刺してくれれば良いものを。
と云いながら、散歩途中にベンチで一時間程座っていると、ふくらはぎを情けも遠慮も無い様な調子で刺された。また凸凹が増えてしまった、が毎年の事だ。