きっと変わる.

※論文作業の為、更新がやや滞っております。見ている世界が狭過ぎる今日この頃。
朝から活動して、夜には休む、というリズムを、半ば無理矢理取り戻すべく、朝までずっと起きていた。そこから眠くてもそれから寝ずに早い時間に大学に行き、陽がかげりだしたら早々に帰宅して、やる事をやって早く眠る、という予定を立てた。にも関わらず、出掛ける前にちょっと寝台に転がったが最後、気がつけば午後になっていて、結局計画は水の泡となった。仕方ないので済ますべき予定を済まして、早々に帰宅、という予定だけは守ってみたものの、帰宅後またもや睡魔に襲われて作業どころではなくなった。
しかも、昨夜から読み続けたコーヒーとずっと噛んでいたカフェイン配合のガムの所為か胃腸は変な具合で、又雨の所為で頭痛はするし、何に疲れているのか知らないが(恐らく自分に疲れている)作業の事以外のものを考える気力がない。
何をやっているのだろう。
仕事と家事と家族の事、幾つも気にかける事がある母の心配事と負担を減らす為に、母が仕事で出掛ける日はなるべく早く帰宅するようにしている。負担にならないように、と気を遣ったところで、余計に負担になる事は目に見えているのだけれども。

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尻尾に美しい横縞がある猫は、いつも挨拶をしてくれる猫だと判明した。雨の中を何食わぬ顔をしてしゃなりしゃなりと歩いていった。にゃ、にゃ、と何度か短く、可愛い声で何か云って去っていく。
縞猫の尻尾には大抵縞があるものなのか。それにしたって、あの猫の横縞は美しいのだ。

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この間行った説明会はどうだった、と母が訊いてくれるので、いきなり面接があってまだ結果が来てないから分からない、と答える。たまたま弊社には縁が無かっただけですので、ご自分を否定しないで下さいね、とどの会社も云うわりに、同じ様な理想の人材像を挙げてくる。気持ちが弱っている時は、結局会社勤めに向いていないと判断されて蹴り落とされているのではないか、と思いたくなる。実際は単に気持ちのアピールが不足しているだけなのだが、弱っている時は悲劇性に頼りたくなるものらしい。そうやって小さな声で弱音を吐いているところに、そんな事はない、そんな理想に叶う学生なんているか、もっと自信を持って良いところをアピールしなきゃ、という両親の声が聞こえ、涙が抑えきれなくなった。涙とわかめと馬鈴薯入りの、もはや味のしなくなった味噌汁を何とか口に詰め込み、ぼたぼたと涙を流しながら洗いものを片づけ、自室に引っ込む。
いつだって自分の努力不足で、いつだって誰か何かに甘えようとしている。
「プラス思考で」「入社してから愕然とするより、今落とされて良かった」「諦めないで、自信を持って」分かってるのに出来ない奴は馬鹿だ。一度くらい、自分を頑張りで追いつめて壊れる寸前まで持っていってみたい。若いから、多少無茶をしても大丈夫だ、きっと。
親の前で、久しぶりに正直に泣いた。その前は母に「何でそんな事云うのさ」と怒鳴った時で、その前は多分、連絡無しに夜遅く帰宅して叱られた時だ。

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選考会を含む事を知らずに説明会に向かい、いまひとつのプレゼンで「帰りたい」という気にさせられたが、「まあ一次選考だし、久々に大人と話す良い機会ぢゃないか」と自分をなだめてラフに社員と話をしていた会社から、通過の通達が着た。涙の後の熱くなった目で就職サイトを確認した。気楽な座談会兼グループ面接、と云いながらも、向けられる質問は普通の面接と変わらず、ただ社員の方と意見交換が出来ただけ有意義だった。
仕事が思う様にいかずとも、草臥れて泣きながら帰った先の社内環境がよければ、きっと自分にとっては恵まれた会社員生活になるだろう。

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引退した部の先輩から送っていただいた、「Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)-」を聴きながら、応募書類を書こうとしている。その気にならぬまま、書かないで明日を迎えるかもしれない。
心地よい明るさと強さで、曲は進んでいく。きっと あなたは かわる。

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他人の不手際に内心腹を立てた後、自分にも責任や手落ちがあったと気づいた時、二重に情けなくなる。下手に腹を立てない事を学びたい。そういう事もあるよな、何か事情があったのでしょう、と勘弁出来るように。