それ、自分.

uopus2006-09-20

尋常ではない犬の遠吠えが、何かのサイレンと同時に聞こえてくる。ごおおおお・・・ という声は、檻で飼われている超大型犬のものに違いない。
隣家の玄関の戸が、午前三時近くに開いたり閉ったりしている。歳をとると眠れなくなるというが、あまりにも早過ぎやしないか。

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胃がおかしいので、喉が渇いても何も飲めない。水さえ不味く感じられて、飲みたくない。無理矢理豆乳にしたが、更に喉が渇くから嫌になる。
いつかはいなくなってしまうのね、そのいつかっていつよ、と涙した一昨日を思い出した。

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二十代後半の男性の面接官に、「よくある話」とだけ片づけられた感がある。返ってくる質問の内容で、なんとなく馬鹿にされているのが分かる。以前も丁度同じ位の面接官に、やはり把握したふりをされた。小娘の悩みなんて、よくある話で大した事じゃない。確かに大人にとってはそうだろうし、後々自分で考えてもきっと些細な事なのだ。
自分の反省も大いに含む為これ以上恨まない、けれどもう会いたくないから、御縁が無くて結構である。 話を聞いてくれる人がいる会社できちんと話が出来るように、もっと鍛えねばならない。今日の苛立ちの原因の半分は、云いたい事、誤解を解く為に云わねばならぬ事が、うまく云えなかった事にあるのだから。

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無駄にプライドが高い、とはっきり自覚をした。いつもの手帖を開いて自覚した点を書きなぐる。

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自分で、「無理だ」と行動の幅を定めてしまっては、自信等生まれようはずがない、と知ってはいたが、結局後ろを振り返ってみると、気づかぬうちに「無理」という当たり前を作ってしまっていた事が分かる。もっとこうすれば良かったのだ、という後悔とは別に、もっと出来たのに、という後悔をする。
自信が無いのは、自分の所為だ。人から奪われたものではなくて。

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午前の用事と午後の用事の間に暇が3時間程出来た。長居が出来るがファーストフード、長居は出来ず場所を換える事にはなるが値段相応に美味しい店、どちらで昼食を摂るか考えあぐねた結果、面倒だった為前者にした。この選択は結局間違いだった。 丁度会社の昼休みで、オフィス街のファーストフードチェーンはごったがえしていた。席も、禁煙席と喫煙席の選択をしている場合じゃない。煙草をすぱすぱ吸う人(喫煙席だから)の脇で早々に食事を済ませて、コーヒーチェーンに「避難」する。論文を読もうとしたが、本を開けると間も無く強烈な睡魔に襲われる。居ても立ってもいられない。どうしようもない。ただただ眠い。寝かせてくれ、と身体全身が云っている。脳が、パーパーと「睡眠準備中」というランプを点滅させている。右隣に座るおじさんの呼吸音も、左隣の女の子の素足(靴を脱ぎ膝をたたんでソファに尻を埋めている)も気にせずに、アルファー波に落とされた。
その後の予定は、カフェイン入り激烈ミント味の板ガム一枚に、やはり激烈カフェインとミントのタブレットを噛み潰して耐えた。何とかなるものだ。

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猫は見当たらない。