仕合せ者である.

死ぬの、と泣き叫び続け、草臥れて後輩の家に担ぎ込まれて眠った、という記憶がある。両親や皆にこんなに良くしてもらっていて、学校にも行かせてもらっていて帰る家もあり、多くの愛する人達や愛してくれる人達もいるのに、私は何も出来ていない、そしてそう知っていながら頑張っていない、何の役にも立っていないのは馬鹿だ、とぼやいていた記憶もある。
頭を撫でられながら半日寝転がっていた。自虐も程ほどにね、と。
仕合せ者であるが故に、愛されているが故に死ぬ事が出来ず、そして仕合せ者であるが故に、愛されているが故に死んでしまいたい、という事がある、自分の不条理に叫んだのだ。私は何を以って生きていけば良いのだろうか。何が不安なのだろうか。なぜ何もしようとしないのだろうか。
考え事は自分を色々な場所に連れて行く。
久々に壊れてしまった。