雨と涙の続き.

78(ナナハチ)』読了す。寒い様な生暖かい様な、どちらを感じ取り、感想として吐けば良いのか分からない状態に似ている。何とか屋さん、に憧れを抱く始末。あらあら、という終末。
次は『十字路のあるところ』を読んでしまって、山田稔に戻ろう。そろそろ映画版「薬指の標本」の上映が始まる頃だから、それに合わせて小川洋子の全作品を読破したいところだ。

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昨夜に引き続き、泣く。ひとに謝らなくては、でも何と云えば良いのかしらん、と云って泣き、とても疲れる類の嫌な夢だった、と云って泣く。結局夜、約束の時間に電話をかける(滅多に電話はしないので、約束が必要なのだ)。なあに、どうしたの、と云われてふにゃふにゃになりながら、ごめん、とだけ告げた。
一杯の感謝を捧げたいのは私の方なのだ。
今後も、気に食わない事をこちらが一方的に云い、向こうが困った顔で冷静に一言二言対応して、そのうち自滅したこちらが泣きながら一方的に謝る、という方法を取るのだろう。想像して少し笑った。嗚呼疲れた。

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深夜近くに、弟の帰宅で一悶着有り。飲み会で遅くなった弟を母が駅まで迎えに行った直後、弟から、寝過ごしたのだが帰るにも電車がない、と電話があった。母は出掛ける際電話を持って行かない為、連絡がつかない。弟にはタクシーで帰ってくる様に指示をして、母の帰りを待つ。父は、母と弟両方にお冠で、一階と二階を行ったり来たり。学生は兎に角夜が遅い。勝手な子ども二人に毎晩気を揉んで、日付が変わるまで寝かせて貰えない両親に同情する。
学生と夫は、終電を逃す事なかれ。タクシー代は生活上の大いなる無駄である。