一目惚れでなくっちゃ.

授業に出た後、買い物リストに従って、CD−ROMと椿油、ニ次会用ハンドバッグを調達に街に繰り出す。CD−ROMはセール中とあって、通常10枚入りの値段で20枚入りを購入出来たがしかし、重い。鞄も、上品な古着屋の並ぶ通りを念の為「パトロール」していたところ、一目惚れしたものがやはり半額というので、迷わずに決めてしまった。私もこのバッグは一番好きなのです、と愛しそうに鞄を扱うので、持ち出すのが少し申し訳なく思われた。落ち着いた茶色の皮製、クラシックな形ではあるけれど、並んだ包み釦が可愛らしさを加えている。
かなり早く買い物が片付いたので、地元に戻る。ドラッグストアで買った椿油の袋をぶら下げて、書店に行き、発売されたての『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい (ちくま文庫)』を買う。読むのは論文執筆が終わった後になるだろう。少し捲ってみたところ、下着を作った人なのに、最初は新聞記者をしていた様で、驚いた。