仕方が無い事.

マンドリン演奏会当日。
本番でいきなり、とても上手な人が横に来られた所為で、その人の音に魅せられ聞惚れ、ろくろく一曲弾けなかった。
事故無く、無難に済んだ。
アンサンブルは、リハでは相棒がよくミスをし、「おいおい大丈夫か」と思っていたが、本番は私が大ミスをし、台無しになる。

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他のひとならまずミスらないし、ミスっても派手にはやらかさないであろうところを、私はミスする。そしてやはり今回の演奏においてもする……するような気がしていたのが、悪かったのかもしれない。演奏の前半は、「楽しもう」という気持ちでスムーズに出来たが、次第に緊張と何だか分からない焦燥(「間違う」という不安だろうか。なんせ♭が6つも付いているので、いつかとんでもないミスをするだろう、と気が気でなく)を自覚した途端、失敗し始める。やっと曲が終わる、と安堵した途端、最後の最後で音を外す。笑いものである… 後輩や相棒に、「良かった」等という励ましをもらうと、余計に辛いものがある。毎回落ち込みと同時に大反省をするが、そうしたところで次回以降改善されるか(ぽけなミスをやらかす事等)というと、性を考えるに無理なのであって、仕方が無い部分もある事について自分が恨めしい。
結局何一つ、満足に完璧に仕上げる事が出来ず、重大なミスをやらかす私は、これからの人生渡っていけないか、死ぬほど苦労して生きていくのだろう。が、その中で、よろめいている私を何とか元気づけたり傍にいてくれる人、気分転換出来る手段が、多分在る・居る、という事が、私の救いに成る様な気がする。

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頑丈に成りたい。

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演奏会の後は、打ち上げに参加する。短期間で顔見知りになっただけの人達と、束の間の語らいをもつ事も、たまには楽しく思う。