すこしさびしい窓辺.
愛用の南部鉄瓶型文鎮を可愛がりながら、一日論文を読む。
良い意味でも悪い意味でも、どこで作業をしようとも集中力に変わりは無い。自宅は公園の斜め向かいに位置しているので、明るいうちは些か騒がしくはある。
飲み物を注ぎ足す、整理ついでに雑誌を読む、就職活動サイトとメールボックスを確認する、そんな雑用でしょっちゅう席を外す。
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低反発のクッションが萎びてきた。自分の体重を思う。
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本棚を眺めていて目に留まった、未読の吉行淳之介『星と月は天の穴 (講談社文芸文庫)』をふと手に取って斜め読みしかける。
…違う、こういうのぢゃなくてさ、今は。
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親しいひと人と会う時間がなかなかない。それでも「会いたい」と云われて「会いたい」と思えば、会いに行く。「それでも」が無いひとは、少しさびしい(これは愚痴)。