Ms. Ignorance.

今日は水曜、映画館ではレディースデーの為、朝から「コーヒーアンドシガレッツ」を観に出掛ける。

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君の事は未だよく分からない。でも、もっと君の事を知りたい、理解したいと思うんだ。
嗚呼・・・・・・Mac君。こんな私でごめん。

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昼食は、某コーヒーチェーン(だけれど、場所が気に入っている)で摂る。チャイ(そこのコーヒーは飽きてしまってもう呑みたいとは思わない為、茶を注文)に自分で蜂蜜とミルクを適度に投入したもの、キーマカレードーナツ(ここの食べ物は、私が苦手とする茹で卵がサンドされているものが多く、選べる範囲が狭い)。やたらスパイスを摂った気になっている。

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映画の方は、「コーヒーごと」映画にしたようなものだった。出演している俳優や映画製作エピソードをもっとよく知り、また米語に堪能であったら、数倍楽しかっただろうが、そうでなくとも十分味わう事が出来た(パンフレットを見ながら反芻する楽しみもある)。概要としては、一貫した長編ドラマでは無く、11の短編ドラマで、コーヒーと煙草のある風景を映した白黒映画、といったところか。コーヒーと煙草の組み合わせは最高、を当たり前の観念としつつ、ついでにそれら(特に煙草)は身体に悪いと口に出しながらも、悠々とその最高であるらしい組み合わせ(combination)を楽しんでいる。(「やめたから旨い」とのたまひける御仁も)
「コーヒーごと」、というのは、映画として作られている場面が、コーヒーの存在とその周辺を表現しているかの様であったり(アメリカ人がコーヒーをどんな存在として扱うか、又、どのようにコーヒーを「服用」しているか等)、さりげない場面、独特の旨味やコクのある場面、苦い場面、薫る場面、残り香等「コーヒー」という液体そのものを表現しているかの様である、という意味において、である。そしてそのコーヒー(決して美味しそうなコーヒーではなく、じゃぼじゃぼとピッチャーから注がれるコーヒー)と「コーヒー」の様な、或いはコーヒー用のミルクか砂糖(角砂糖もあれば、大きな瓶に無造作に突っ込まれたグラニュー糖)の様な味の人物のある風景に、シガレットの煙で少々煙たく仕上げれば、丸ごとこの映画に成りそうだ。
アメリカのコーヒーはきっと、こんな味がするのだろう。
ちなみに、バンドThe White Stripesの二人が、テスラコイルの実験をする短編と、俳優ビル・マーレイが、コーヒーサーバーに口をつけてそのままコーヒーを喇叭呑みするシーンに笑った(心の中で)・・・唯でさえ、給仕姿で噴くのに。

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好き放題(外出、読書、買い物)した後はきっちり勉強、と思い、PC、机、テキストに向かっている。開け放した小窓から、ハンバーガー屋のポケトの匂いに似た空気が流れてくる。・・・途端にお腹が鳴った。
今日の読書>もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫) 前述はカフェイン、これはアルコホオル臭がする。

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眠い・・・昨日今日と、異常な時間に睡魔が襲う。